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総社市農業委員会等による耕作放棄地解消活動
2017-05-29
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岡山県総社市農業委員会の取組みを紹介する。
  総社市は、市内の中央を北から南に岡山県の三大河川のひとつである高梁川が流れており、古代吉備王国の中心であった南部には吉備平野が東西に広がり、その吉備平野に市街地が帯状に連なり、周辺には集落が形成され静かな農村を形成している。
 主な農産物は、稲作を中心として行われ、高梁川の周辺ではブドウの栽培が昔から行われ,近年では,山間地の傾斜地などを利用した桃の栽培も盛んに行われている。
 同市は、隣接する岡山、倉敷市への交通網の整備により兼業化が進み、恒常的勤務による安定兼業農家が増加し、近年、一層兼業化が進み担い手不足が深刻化している。
 同市農業委員会(川田 嘉(かわた よみす) 会長)は、耕作放棄地の発生防止と解消を目的として、農業委員ときびじ農業後継者クラブ、同市耕作放棄地対策協議会と協力し、延べ40名で、同市耕作放棄地対策協議会の所有する機械や,農業委員ときびじ農業後継者クラブ員が草刈り機等の機械を持ち寄り、再生作業を実施した。
 三須地区の農地(25アール)は、棘や柳がはえており、草刈り作業だけでは耕作は出来ない状態となっていた。草刈り及び焼却を行った後、重機やトラクターで抜根及び耕うんを行っている。
 久代地区の農地(約46アール)については,ブドウのハウスの跡地であるため,パイプ等の撤去を行いながら人の背丈の倍以上もある竹を2日かけて刈り払い、その後重機を使って抜根整地を行っている。
 2地区ともに、完了後はきびじ農業後継者クラブ員等により、桃などの作付けが予定されている。
 川田会長は、「耕作放棄された農地をそのままにしておくわけにはいかない。農業委員会としても耕作放棄地の解消に向けて、再生した農地を若い農業後継者にも活用してもらえるよう草刈り等を通じて地域農業の活性化に貢献できれば」と話してくれた。